巻き爪にならないための7つの対処法
なんとなく爪が切りづらくなった気がする。 爪が靴に当たってる気がする。
歩くたびに爪が痛い。 爪が割れやすくなった。
そんな方はもしかしたら、巻き爪予備軍かもしれません。
ひどくならないうちに未然に防ぎましょう。
足の悩み研究家・エイジレスフットアドバイザー®が巻き爪の予防、対処法をお伝えします。
正しい長さと形にカット
爪の形はスクエアカットにしましょう。
爪切りでカットするときは、爪切りの刃がなるべくカーブしていないものを選んだ方がベター。
もし、かなりもう巻いている爪の場合は、少しずつ切って、最後にやすりでガタガタした部分や両サイドのとがった部分を丸くしていきましょう。
くれぐれも両サイドの爪を鋭角に「パチン」と切り過ぎないようにしましょう。
爪の長さが短いと指のサイドや爪先の皮膚が、その分だけ、盛り上がってきます。
そうなると爪の端が皮膚に食い込み始めますから気をつけて。
指の先と爪の先がほぼ同じくらいにカットしましょう。
深爪はすればするほど巻き爪や、食い込みやすくなります。
母趾の指先の押さえ役である爪が指に対して短くなるので、母趾がうまく使えなくなります。
そうなると余計に爪が巻いていきますので気をつけましょう。
爪、爪周りを乾燥させない
爪に油分や水分が足りないと、だんだん両サイドから巻いてきます。
例えば指の周りにささくれができると、先がくるって巻いてきたりしませんか?
それに、普通の皮膚と違って硬くなって引っかかるようになったりします。
乾燥すると爪は縮む性質を持っています。
ですから、爪の適正なカーブが保てずに、巻いていってしまいます。
また、加齢とともに爪が硬くなってきたり、厚くなったりしてきます。
爪の保湿はしっかりと行いましょう。
髪の毛と爪は、硬いケラチンたんぱく質でできています。
ですから、爪も髪の毛と同じでカットした部分から乾燥していきます。
髪の毛は乾燥したり、ダメージすると枝毛になっていきますよね。
爪でいうと二枚爪。乾燥したり、ストッキングや靴に擦れたりして二枚爪になっていきます。
また、髪の毛は髪質により、長くするとうねってきませんか?
巻き爪も、爪の性質によっては巻いてきてしまう方もいらっしゃいます。
爪の甘皮部分に栄養を与えたり、爪の先の部分にも二枚爪にならないように保湿をして水分が逃げないようにしてあげましょう。
また、そのサイドの皮膚が固くなっていきますのでしっかりと保湿をして栄養を与えましょう。
巻き爪の方は、まんべんなく保湿ができるように、クリームタイプではなく、オイルやジェルの方がベターです。
クリームでギューギューと浸透させるよりは、サッと刷毛タイプや筆タイプの方が気軽にできるので便利ですよ。
インソールの活用で前滑りを防ぐ
自分の足の厚さや幅と靴の厚さや幅に隙間があるとどうしても前すべりを起こします。
ヒールであれば足が斜めになるので余計に前滑りしていきますね。
でも実は、パンプスのようなヒールだけではなく、スニーカーでも起こることなんです。
そうすると爪が圧迫されて巻き爪になっていきます。
足と靴の隙間をインソールで埋めて、フィットさせるように活用しましょう。
横のアーチや内側縦アーチ、外側縦アーチなど、足の歪みに合ったインソールを選ぶことが大切です。
着圧のストッキングをやめる
爪が上から押されるような感じはありませんか?
着圧ストッキングの圧力が強すぎると爪先まで圧迫します。
巻き爪の方は爪に高さが出るため、着圧ストッキングの影響はかなり出てくるんです。
着圧のものを着用するときは、つま先を引き上げすぎずに、少しゆとりを持たせた履き方をしましょう。
できたらつま先にゆとりのあるもの方が、外反母趾や、内反小趾の予防にもなりますね。
五本指のソックスを履く
指と指が重なっていたり、ついつい指が縮こまってしまうと爪同士が押し合って巻き爪になってしまいます。
母趾の上に人差し指が乗っかっているケースを多く見ます。
ポインテッドトウなどの先の細い靴の時に起こりやすいです。
そうなると自分の指で巻き爪の原因を作っているようなものですね。
家に帰ったらまずは足をリラックスさせてあげたいですね。
できるだけ5本指のソックスで1本1本の足指を独立させましょう。
指それぞれをマッサージするのも効果的です。
清潔を保つ
人間はもともと常在菌という菌を持っています。
その中で足は、靴の中で雑菌繁殖に好条件の環境になります。
足の汗やストッキングなどで、靴の中で蒸れていくと湿度が高くなっていくから。
知らないうちに水虫になっている場合も少なくありません。
爪水虫になると爪が変形する症状があらわれ巻き爪になるケースもあります。
清潔に保つよう、毎日足指を泡で丁寧に洗いましょう。
靴も毎日同じものを履かず、ウエットティッシュで中敷を拭いたり、通気性のよいところで2日間ほど休めてあげましょう。
(ウエットティッシュで中敷きが、変色する場合もありますので、気をつけてください)
足の専門家に頼む
自分の爪は巻いているのかどうなのかわからない場合は、ネイルサロンやフットケアサロンで教えてもらってくださいね。
自分でのネイルケアには限界があります。
今はいろんな「巻き爪ケアのキッド」が売っています。
でも、無理をして皮膚に傷をつけたり、爪が割れたりすると他のトラブルを引き起こす可能性も!
実際、サロンドピュアボディでも、そういうお客様が多くなっています。
もし万が一、化膿してしまった場合は、自分で対処せず、必ず皮膚科にすぐにいきましょう。
あなたの足のため、痛みの出る前、早いうちの対処が大切ですね。
いかがでしたか?
身体にとって足は大切なパーツ、足にとって爪は無くてはならないもの
髪の毛が頭を守るように、爪は足指を守る役目を持っています。
そして走ったり、はねたりする時に踏ん張るためも必要なパーツ。
たまには足の爪にも目を向けて、たっぷりの栄養とメンテナンスをしてあげてくださいね。